サイクルライフサポート
用途別の自転車紹介
シティサイクル
通学自転車
通勤、通学に最適な自転車です。大きな力に耐えるよう丈夫にできています。頑丈なフレームに加え、サビに強いステンレス部品を多く使っています。大きな学生カバンや荷物が入る広く丈夫なステンレスバスケット、パンクに強いタイヤ、快適な大型サドルなどが特長です。またハンドルバーがまっすぐなタイプが多く、力が入りやすくなっています。汎用性は婦人車に次いで広く、通勤、通学に適しています。
子供乗せ自転車
幼児を乗せるためのチャイルドシートを標準装備したタイプです。重心位置を下げた低床型のフレーム形状で、幼児を乗せても安定した操作性を得やすく、安全かつ楽に走らせることができます。幼児の乗り降りもさせやすく、強化された車体や部品で構成され、駐輪時の転倒リスクを低減する、ダブルスタンドとハンドルロックも装備しています。中には幼児を2人乗せることができる「幼児2人同乗基準適合車」があり、チャイルドシートが最初から装着されているタイプと後から取り付けることができるタイプがあります。
乗車可能な幼児の目安は、フロントチャイルドシートは1歳~4歳、体重15kg、リヤチャイルドシートは2歳~6歳で自転車により20~22kg以下となります。幼児2人同乗の自転車に対する安全基準は、2009年7月1日の道路交通法規則の一部改正に合わせて生まれた、新しい安全基準です。安全基準を満たした自転車には、社団法人自転車協会によるBAAマークと幼児2人同乗基準適合車のマークがついています。
婦人車
一般に「ママチャリ」と呼ばれるものです。「ママ」や「婦人」という言葉からイメージできるように、乗り降りしやすく、乗り心地のいい、日常生活で一番活躍してくれる自転車です。一番の強みは荷物を多く積めること。リヤキャリアや両立スタンドが最初から装着されていることが多く、非常に汎用性が広く、幅広い用途に適した自転車となっています。通学自転車と比べてギヤは軽めです。日々の移動はもちろんですが、買い物や幼児を乗せての走行など、運搬にも活躍します。フレームは脚を大きく上げることなく、乗り降り可能な「Wループ」「U字型」「低床型」と呼ばれる形状を採用して、頻繁に乗り降りする買い物の用途で面倒な思いをしません。また通勤・通学タイプよりも上体の起きた乗車姿勢で、よりリラックスして走ることができます。
その他
通学自転車や婦人車と同等の機能を持ったものや、スポーツ要素を含んだもの、クラシカルな外観のものなど、多種多様な自転車があります。
スポーツサイクル
ロードバイク
軽量でスピード効率に優れており、オンロードの高速走行や長時間走行、長距離走行に適しています。見た目は、細いタイヤと疲れにくいドロップハンドルが特徴で、フレームラインは、軽さ、剛性、乗り心地などの機能を追求したシンプルな構造が美しいタイプです。軽快性や俊敏性がもたらすスピード感が格別で、風を切る音やタイヤの走行音、駆動系の音などを感じながら走れる爽快感が最大の魅力です。細いタイヤですが、空気圧が高いので、想像しているより遥かにパンクは起こりにくいのでご安心を。
マウンテンバイク
塗装されていない凸凹道や山道など(オフロード)に適したタフな自転車です。そのため平地、ロードバイクやクロスバイクと比べると速度が出しにくくなっています。しかし、山道に入るとマウンテンバイクが力を発揮! 山道や凸凹の激しい丘陵を走ることを考えて太くしたタイヤがぐんぐん進んでくれます。その反面、衝撃を和らげるパーツが備えられているので、ロードバイクやクロスバイクと比べると重くなりがち(ママチャリよりは軽量)。また、モデルによっては街乗りがメインで、少しの荒れ道も走れるタイプもあります。
クロスバイク
マウンテンバイクほどハードなオフロードは走らないけど、ロードバイクのように舗装道路しか走らないわけでないなど、幅広い使用目的で乗ることができるオールマイティーなスポーツ自転車です。いわば、ロードバイクとマウンテンバイク両方の特長を備える万能自転車です。見た目がシティサイクルに近いだけでなく、さほど長距離でない場合は、クロスバイクで通勤をしている人も多いようです。スポーツサイクル初心者でも気軽に始められるとあって人気です。シティサイクルのような感覚で乗れるけど、ひと漕ぎするとその軽さとスピード感の違いを感じられるはずです。
電動アシスト自転車
モーターがついており、坂道の走行や遠距離の通勤・通学の手助けをしてくれます。電動自転車にも、さまざまなタイプがあります。例えば、アシスト力の強いものは、坂道が多い道を走る時に、安全性を重視したものは、高齢の方や身体に不自由のある方に。どうのように“アシスト”してほしいか、乗るシチュエーションや乗る人の体格や年齢などを考慮して選ぶようにしましょう。